2012年3月31日土曜日

2012年3月31日 青少年育成無料公開講座

4月の青少年育成無料公開講座のお知らせです。

テーマ:お手前のこころ
日時:4月14日(土) 14時~16時
講師:山下宗洋 先生(茶道裏千家準教授)
参加費:無料
主催:公益財団法人いのちの森文化財団

4月の公開講座では茶道のこころを学びます。

日常の雑多な空間を離れ、静かにお茶をたてて、作法を尊びながら、お茶のお点前を体験します。


                       山下宗洋 先生のお点前

お茶の作法を通して、過去でも未来でもない、今という一瞬を生きることの大切さを一緒に体感しましょう。

皆様ぜひお越し下さい。

お申込み・お問合せ
公益財団法人いのちの森文化財団
電話026-239-0010
http://inochinomori.or.jp/ikusei/seisyonen/kokaikoza.html



                  ひとつひとつ丁寧にお作法を教えて頂きます。

昨年お点前に参加されたY・Sさんの感想文

静寂な中での釜の湯やひしゃくの音畳の上を滑る音、
どの音を聞いても先生がされることに洗練さを感じ、
茶室の空間がすーっと清められていくように感じました。

昨年も感じたことですが、日本には『道』のつくものがたくさんありますが、
どの道にも型があり、その型を練習して身に付けていくことにより、
自分の癖をとるということをしているのだということを茶道を体験させて頂くことで、
すべてに通じるものを感じさせて頂いた。

料理道という言葉は耳にすることはないですが、料理というものにも型があり、
それを守って身に付けなければ、本物にはなっていかない。

さらに、一期一会という言葉からも料理を作ってお出しすることも一期一会。
この時にどれだけの思い、心のこもったおもてなしができるか。

その心の大切さをお茶の世界から学ばせて頂きました。

ここいのちの森 水輪での生活の型というのは本当に基本的なことです。

その型を身に付ける日々の行いが、一つ一つ習慣化していくことの大切さも感じることができました。

2012年3月30日金曜日

2012年3月30日

 皆様、こんにちは。

 今日は、さおりさんの事をおはなしします。

 さおりさんは、重度の脳しょうがいを生まれるときに負ってきました。

 さおりさんは、生まれる前にこのからだを自分で選んで、生まれてきたそうです。

 話せない、歩けない、自分で食べることができない、排泄することができないという、
 この体に生まれるということはどういうことでしょうか。

 生きていること自体が修行のようなものではないでしょうか。
 おかあさん、おなかすいた。背中がかゆいの。おなかいたい。
 それら、ちょっとしたことを言葉で伝える事ができないのです。
 
 まわりにいる私たちが、心の目や耳を全開にしていないと、
 さおりさんの声にならない声はうけとれません。
 さおりさんの心の声を見逃さないよう、今にしっかりと生きていく事、
 心をまっさらにしてさおりさんに寄り添うことが、必要です。



 ともすると、さおりさんの小さな声は見逃されてしまいます。
 さおりさんは今、なんていっているんだろう。
 おなかが張って痛いのかな、と、さおりさんの身になって考えることで、
 福祉の心を学ばせていただいています。
 
 さおりさんは、4年前の入院のときに、肺炎にかかり重篤な状態になって、
 生死のさかいをさまよいました。
 治療のために、大量のステロイド剤とモルヒネを投与され、
 昏睡状態になったさおりさんは、約1ヶ月間ねむりつづけましたが、
 たくさんの方々の祈りによって奇跡的な回復をしました。
 
 虚空へ帰るところを、さおりさんは、私たちの学びのために帰ってきてくれたのです。 
 
 私はいつも入院の時のことを思い出し、
 死の淵から帰ってきてくれたさおりさんの命の大切さを想います。

 水輪アシスタントスタッフ 佐藤理恵

2012年3月12日月曜日

3月12日 水輪の中心 さおりさんについて

皆さん、こんにちは。
今日はさおりさんについて少しお話させていただきます。



さおりさんは水輪の中心です。
水輪ができた大元です。
どういうことかというと、
出産時に前頭葉脳損傷を負って生まれたさおりさんは、
話すこと、自分で食べること、歩くこと、排泄すること、
ができません。
今年でさおりさんは37歳です。
生まれた時から医療ミスで脳損傷を受けてしまったため、
5歳くらいまでしか生きられないと言われていましたが、
お父さんもお母さんもあきらめずにがんばってきたので
37年も生きてこられました。
そんなさおりさんを育てていく中で
自己を成長させることをしてきたみどり先生と研先生。
みどり先生は、
「もし、さおりがあなただったら」と実習生のことをおっしゃいます。
実習生の身の上にさおりさんのことを重ね合わせて
ぜったいにあきらめない心で、
一人一人が良くなっていくことを願われています。
だから、さおりさんという存在のおかげで
私たちが水輪で学ばせていただくことができているのです。

先日、早穂理庵(母屋、さおりさんのおうち)へ、
日赤病院からさおりさんの訪問看護師さんがいらっしゃいました。
深澤看護師さんです。
深澤さんは、訪問看護の師長さんです
採血をしてくださいました。
さおりさんは、子どもの頃から慣れているせいか、
注射はへっちゃらです。
お薬の血中濃度や、
血液の栄養状態などをみるために採血します。
又、お薬の後遺症で糖尿病になってしまっているさおりさんは、
A1c(血糖状態を表す)の値が普通より高かったりします。
逆に、タンパクの取りこみが悪いので、
タンパクの値が低かったりします。
血液検査の結果によって、
今も、お薬の調整をしたり、
さおりさんの食事も変えています。

これから、
少しずつ、
水輪の中心である
さおりさんのことを
お話させていただいていこうと思います。

ありがとうございました。