2007年12月4日火曜日

辻説法

早いものでもう12月ですね。
今日はブログをUPできなかった11月のご報告をさせて頂きます。

11月の始め、長野の諏訪で京セラの名誉会長稲盛和夫氏の辻説法がありました。

水輪には、みどり先生が代表世話人を務める「盛和塾長野」の事務局があります。そのいきさつはこちらをご覧下さい

普段からみどり先生より、稲盛先生のお話をお聞きしたり、ご著書を読み合わせしたりと勉強させて頂いているあこがれの方のお話しを直接お聞きできると知り、みんなで行ってきました。

チリーンという鐘の音とオーという声が遠くから聞こえてきます。20名程のお坊様と共に托鉢をしながら、上諏訪駅そばの小さな公園へ到着されました。

私たちにとって雲の上の方。否が応でも胸が高まります。地元「温泉寺」の住職さん、京都「妙心寺」のお坊様のお話の後、いよいよ稲盛先生の辻説法です。ビールの空きケースを裏返して作られた台の上で、誰にでも解りやすいお話しをして下さいました。

小学生でも理解できる話し方、その優しい声は宗教を超えて、人として生きることの大切さを説いて下さいました。


真剣な眼差し

お話しは、人の心は「良い心」と「悪い心」があり、悪い心を抑えて良い心・美しい心を大切にすることが、幸せの近道であることを教えておられました。その他色々なお話しを約30分されて一回目の辻説法は終わりです。

��回目の辻説法は諏訪湖畔で行われました。

辻説法後は話を聞きにいらした方々の所へ、地元の福祉施設に寄付するためのお布施を集めに回られます。


みんな金額はささやかでしたが、お布施をさせて頂き、握手までしてもらい、図々しくも写真まで撮らせて頂き、天にも昇る気持ちでした。


特大のプレゼントをいただき諏訪を後に、早穂理ちゃんのいる飯綱へ戻りました。

一つの会社をあれだけの大企業にするということだけでもすごい事なのに、そしてものすごくお忙しい方なのに、他の幸せの為、そしてご自分を磨くためにこの様な事を、あまり公にせず(集まった聴衆者は50名足らずでした)淡々と行っている姿には本当に心打たれました。

お布施を集めなくても寄附するお金はあるだろうに、一声かければ何千人という人がその話を聞きに集まるだろうに、そんなすごい方なのにそんな事を感じさせないほど謙虚で質素な方でした。
その裏にどれだけの努力をされたのか、計りしれません。あのやさしいお顔の裏にどれだけの苦労があったのでしょうか。

偉大な方の素晴らしいエネルギーをいただきました。そしてワーキングスタディの大切さを改めて感じました。本当にありがとうございました。

2007年10月30日火曜日

はじめての味噌づくり

先週、初めて味噌づくりを体験しました。
昨年ファームで収穫された大豆(もちろん無農薬です)を一晩水で戻し、翌日柔らかくなるまで、茹でていきます。

一晩水に戻した大豆(ボウルからあふれています)



茹で終わった大豆

ここで登場するのがこの機械、茹でた大豆を砕いてくれます。上の穴から茹でた大豆を投入し、下の無数の穴から粘土状の大豆が出てきます。


そして麹です。今回は長野市の麹屋さんにお願いした米麹です。
��来年はファームで採れた麦で麦麹を作る予定です)



この麹と塩と大豆のゆで汁をまず混ぜ合わせます。


しっかりと混ざったら、粘土状の大豆と混ぜます。

けっこう力のいる仕事です。全体にしっかりと混ぜていきます。なんとなくこの作業が一番味噌づくりを実感できる気持ちになります。

そして味噌玉を作り、樽の中へ詰め、塩と布をかぶして終了です。これで約一年寝かせます。


今のような機械のない時代、全て手作りでいろいろな食材を作ってきたことを考えると本当に頭が下がります。スーパーへちょっとお買い物で買えるのが当たり前な感覚の私たちも、こういう事を体験することで食べ物の大切さ、ありがたさを身にしみて体験できます。
食べられるまで一年先です。この苦労は作り手の中で更においしさとなるのだと感じました。

飯綱の紅葉もピークが過ぎ、色とりどりの木々の葉が地面を覆います。今日は先日収穫した大豆を脱穀します。たくさんある大豆の加工品をこの先どんどんと手作りで作っていきたいです。

11月の下旬か、12月の上旬は恒例の野沢菜漬けです。2日がかりの作業ですが、今年も沢山のお菜を漬ける予定です。楽しみにしていて下さい。

2007年10月23日火曜日

祝 還暦

10月11日は研先生の誕生日と研先生とみどり先生の結婚記念日です。
今年はお二人ともなんと還暦のお祝いの年です。11日はそのお祝いと同じく10月生まれのスタッフの久保さんと実習生の真琴ちゃんの誕生会も兼ねてパーティーが行われました。
赤いちゃんちゃんこの研先生

お料理は誕生日恒例の手巻き寿司と畑の野菜サラダ、そして手作りケーキの超豪華な内容で、みんな夕食に備えてお昼ご飯も少なめにしました。(^o^)


そしてお腹も満腹になるとみんなそれぞれ歌を歌ったり、コントや手品を披露したりと余興を楽しみました。
恒例のかつらで写真撮影



普段はシェアリングやワークなど固いイメージの私たちも、結構みんなひょうきんだし、明るいです。

2007年10月17日水曜日

新蕎麦の季節ですね

ナチュラルファームでも先日まで蕎麦の収穫が行われていました。

これは蕎麦の脱穀機です。

 何百kgという量の蕎麦を刈り取り、脱穀そして唐箕(とうみ)をかけて乾燥します。全て手作業のため、全行程終了まで約1ヶ月かかりました。


10代コンビの陵太郎君(左)と航大君、若さでどんどんと蕎麦の脱穀を仕上げてくれました。


唐箕をかける祢津君です。

 飽食の時代に育った私たちにとって、農業の体験は非常に勉強になります。種を蒔き、世話をして刈り取り、それを食べられるまでの行程の多さ。こういう大切なことを知らないで育つことが、どれほど人として無駄なことをしているのだろうと、畑に立つとしみじみと感じます。

 生きることの大変さ、人のいのちの大切さ、食べ物のいのちをいただく大切さを体験できず、知らないまま育ってしまう子供達。大人も子供も自然の中で過ごす時間をもっと積極的に作り、人として大切なものを取り戻して欲しいと暗く悲しい事件の多い昨今、ニュースを見るたび思います。

 水輪ナチュラルファーム自然農園は、雪の降っている間以外はいつでもボランティアの参加を募集しています。くわしくは水輪のボランティア募集のページをご覧下さい。

2007年10月16日火曜日

ファーム日誌

               
           花豆です 

 水輪ナチュラルファームでは本日、実取りインゲンマメの収穫、調整を行いました。

 トラマメ、ウズラマメ、グリーンマート菜豆、花マメ、パンダマメ、モロッコインゲン、穂高菜豆、つるなしインゲン豆が乾いたサヤからピカピカの体を見せました。煮豆にしたり、来年の種になるお豆さんたちです。

 実際にサヤから豆を取り出した実習生、15才の陵太郎君は自分の取り出した花豆を見て「こんなの食ったこと無い」との発言。共に作業を行った同じく実習生、15才の航大君も花マメを見て「茹でると味が変るのですか」との発言。二人共も茶色のからからのサヤから出てくる色とりどりのお豆さんと出会って何かを感じ、それが生きる力に繋がっていくことでしょう。
祢津 尚

         長細いラディッシュ

         白いラディシュ


        しな大根


         ごぼう

いろいろと収穫されています。

2007年10月11日木曜日

ナチュラルファーム 夏

ナチュラルファーム自然農園は今年、本格的に活動し始めました。
農薬を使わなくても野菜はきちんと育つことを、農業経験のないスタッフや水輪にお越し下さった皆様は身をもって体験したと思います。



立派な丸茄子とピーマンです。



こちらはトウモロコシ畑。取り立ての茹でたトウモロコシの甘いこと。コーンスープも作りました。もう絶品でした。


鈴なりのプチトマト。たわわに実りました。野性的な濃い味でした。



大豆の花です。枝豆は本当に美味しかったです。


飯綱山を背景に、蕎麦畑です。素敵な眺めでしょ。

農薬も動物性の堆肥も使わないので、土のかおりがなんともいえず、草原にいるような感じがします。
長い期間放置された土地なので、土はふかふかしています。素人でも歩くだけでその感触は伝わってきます。
飯綱山がいつでも見守っていてくれているファームは、農作業をしていてもなんともいえず幸福感に満ち、心の波を調節してくれます。

��月には赤とんぼの大群がファームで舞っていました。それはみごとな風景です。
「秋空に たわむれおよぐ あかとんぼ」
こんな句をつくってみました。

今ファームでは、冬野菜が育っています。先日のウォンさんのセミナーでは、春菊の間引き菜をお出ししましたが、みなさん大絶賛でした。食べるだけで浄化されるイメージが湧くと言ったら大げさかもしれませんが、それほどなんとも言えないかわいさとおいしさでしした。

��2月に雪が降るまで、大忙しのファームです。
ファーム日誌もぼちぼちアップしていきますので、楽しみにしていて下さい。


2007年10月10日水曜日

ウォン・ウィンツァンワークショップ&ピアノコンサート

大変ご無沙汰致して降りました。
ファームが本格的に稼働し始め、春から初秋はスタッフはフル回転でワークをしていました。
その分、「水輪日誌」がほっとかれ状態で、楽しみにして下さっている皆様にはご迷惑をおかけしました。

さて、先日は「ウォン・ウィンツァンワークショップ&ピアノコンサート」(いのちの森文化財団主催)が水輪で行われました。
もうとにかく最高でした。
特に、寝ながら聞けるピアノコンサートは水輪で行われるコンサートだけです。寝ていても皮膚の毛穴から音になった振動は体の中に入ってくるのです。背中が痛くなるような、かっちりしなくてもよい環境は本当にゆったりと体がほぐれました。
奥様の美枝子さんの詩の朗読

それから素敵だったのは、ワークショップの時、ウォンさんの即興のピアノで、ひとりでに口から出てくる即興詩をみんなでつくりました。何にも考えてないのですが、ただ流れるように自分が揺らぎの中にあって、木の葉の舞い散る音や風のかすかな音を聞きながら、そして雲の流れを見ながら自然に口から詩が生まれてきました。
参加者とウォンさんによる演奏

セミナーは本当の自分に出逢っていく感動がありました。
来年も開催します。
来年の日程は2008年9月13日(土)〜15日(月・祝)です。
ぜひこの至福のひとときを味わって下さい。


2007年7月16日月曜日

No title

本日午前10時台に震度6ぐらいの地震がありました。

大勢の方々より安否の連絡をいただきましたが、おかげさまで
早穂理ちゃんを始め、みんな怪我もなく無事でした。

食器や置物などが倒れ落ちて、割れるなどの被害はありましたが、
片づけも2時間ほどで済みました。

ご連絡を下さった皆様、またご心配くださった皆様
本当にありがとうございました。

2007年3月11日日曜日

ファーム日記

��月9日(金) 祢津 尚(ねつ たかし)


 今日、3月16日から行われる、「春山自然観察会・ぶどう植樹祭」の準備(ぶどうの苗木80本の仮植え)を航介さんと行いました。
ファームは一週間ほど前から、南向きの場所や木の幹周りから雪が融け、黒や茶色、越冬した草の緑が見えるようになってきました。現在、おおよそ1/4の面積が顔を出し、お日様の光を浴びています。

 そんな雪解け後の大地を歩いていると、驚くことがありました。大地の表面(昨年の植物の枯れ草が積み重なっている所)に、白い綿毛がうっすらと覆っているように見えるのです。それは一部だけではなく、広い面積がそのような状態なのです。私は嬉しくなってきました。それは、この土地の表土(人間で言えば皮膚にあたる部分)が守られてきた証であるからです。過去の積み重ねが熟成し、発酵し、今、菌糸となって次のいのちへの恵みになる。その自然の仕組みを目の当たりにしているのです。耕されず、日々の積み重ねを積み重ねてこれた大地は、このような現象を贈って下さいました。雪が融けて数日で発酵・分解が始まっているのです。地球は生きています。この大地が少しでも次の世代の生きる力になるように日々取り組んでいきます。
左 飛田航介さん  右 祢津 尚さん

2007年3月4日日曜日

心のお勉強

いのちの森文化財団の理事会がありました。

夕食を出席されたれ理事の方々とスタッフが一緒にいただきました。
参加された理事のお一人に、医学博士で信州大学病院メンタルヘルス外来専門医の巽信夫先生がいらっしゃいました。
普段から自分達の心の悩みや生き方をシェアリングしたり学び合う我々スタッフは、ここぞとばかりに、心の専門家の巽先生を質問攻めにしてしまいました。
先生は長年、臨床の世界で実践を積まれ、多くの患者さん達と接してこられた豊富な経験は、質問者の不安な心を、分かりやすく的を得た答えで、安心へと導いてくださいます。
本当に楽しい時間でした。質問すればするほど、あれも聞きたい これも聞きたいとついつい聞いてしまうのです。
うつ病や統合失調症などの専門的なお話し、個人的な悩み、人間の持つ悲しみや苦しみ、心のあり方などなど深いお話しを聞くことができたのですが、尽きることのない心のお話しは来月からいよいよ始まる「メンタルヘルス講座」で続きを聞くことができるでしょう。
ちょっと難しそうな印象を持っていた講座でしたが、人間誰もが抱える“心の悩み”を易しく解りやすく教えて下さる巽先生のお話しは、専門家はもとより、誰にでも興味深い内容です。
人との関わりを業務にされている方(福祉関係、美容師・理容師、看護士など)にもお薦めです。
人の心のあり方や仕組みを知ることで、お客様との対話にきっと安心感が生まれたり、また対人関係でも現状から逃げずに、現実を受け入れ、乗り越えていく力になっていきます。
「メンタルヘルス講座」は講義だけではなく、Q&Aの時間もあり、自分の悩みや考えを参加者全員で共有することで、学びを深められます。
全6回シリーズ「メンタルヘルス講座」 ぜひご参加下さい。
 巽先生です。もっと男前です。

2007年2月14日水曜日

料理教室

先日、料理教室が行われました。


宣伝が遅かったので、少人数の参加でしたが、スタッフも含め和気あいあいとした料理教室となりました。
信州の特産品を使った料理を中心に、ナチュラルファームで採れた蕎麦を打ったり、野沢菜漬けを使って、おやき、チャーハン、粕汁のレパートリーをお伝えしたり、リンゴでアップルパイを作ったり、盛りだくさんの内容を実習しました。

蕎麦はその日にひいて、100%で打っていきます。
実は講師の研先生が蕎麦打ちは初めて。
つなぎの小麦粉を入れないので、切れやすく悪戦苦闘しながらも何とか蕎麦になりました。
自分の手で作った蕎麦はやはりおいしいです。

蒟蒻も手作りです。
右がわら灰で固めた蒟蒻、左がソーダで固めた蒟蒻です。
わら灰を使っての昔ながらの初めての蒟蒻は、灰汁の濃度が薄かったのか、固まりがゆるくて食べられませんでした。残念(;_;)

料理教室はまた開催します。今度は早めにお知らせしますので、ぜひご参加下さい。
先日、料理教室が行われました。

実践教育講座


今年の感性論哲学は「実践教育講座」です。
哲学と聞いただけで難しいと思われる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、感性論哲学はそんな固いイメージの哲学ではありません。実践的な哲学です。

生きるとは 芳村思風

人間において生きるとは、
ただ単に生き永らえる事ではない。
人間において生きるとは、
何のためにこの命を使うか、
この命をどう生かすかということである。

命を生かすとは、
何かに命をかけるということである。
だから生きるとは命をかけるという事だ。
命の最高のよろこびは、
命をかけても惜しくない程の対象と
出会うことにある。
その時こそ、
命は最も充実した生のよろこびを味わい、
激しくも美しく燃え上がるのである。

君は何に命をかけるか。
君は何のためなら死ぬことができるか。

この問いに答えることが、
生きるということであり、
この問いに答えることが、人生である




この文章を初めて目にした時、胸が熱くなるのを感じました。
感性論哲学はものすごーくわかりやすくとても簡単に説明すると
「人間の感じる力(感性)という存在が持っている能力・原理というものを人生や人間の生き方において非常に大事なものだと考えている」哲学です。
だから誰にでもわかりやすい内容ですし、先生はどんな質問にもわかりやすく答えて下さいます。
今年は教育をテーマにした講座です。教育者の方も、経営者の方も、リーダーの方も、お父さんもお母さんも誰にでも必要な内容です。
まだ5回の講座があります。次回は4月14日(土)〜15日(日)です。
ぜひご参加下さい。